アメリカでの子宮筋腫の治療記録

過多月経に苦しんでいましたが、いい医者に巡り会えず貧血と輸血を繰り返し、とうとう倒れて緊急UAEを受けました。これでやっと落ち着くかな?これまでの経緯を記録して行こうと思います。

婦人科ジプシー その③

2016年春、日本に里帰りしました。その出発前日、
腰に痛みがあり、もしかして生理が始まるのでは?と
思ったのが的中し、タイミング悪く生理開始日に
飛行機に乗る事になりました。
いつもなら初日の数日は量がそれ程多くないので
無事に日本に着けるかなと思いましたが。。。


長距離フライトの途中、急に出血が始まりました。
ものすごい量です。
席を予約する時に念の為にトイレに近い通路側を
取っておいて本当に良かったと思いました。
何度もトイレに行くので他人の目も気になるし、
洋服も汚れてしまったので、自分の洋服をお尻に
敷いて席のシートを汚さないようにしたり。
この出血のピークも3時間くらい続いたでしょうか。
本当に辛かった。


日本到着後、診察してもらえる婦人科を探し翌日
相談に行きました。いい先生でした。
今までの経緯を話したところ、あなたの年齢なら
リュープリンで生理を止めて閉経まで逃げ込むのが
いいかもしれないね。とのアドバイスでした。


この時に処方してもらった止血剤のトラネキサム酸と
カルバゾクロムスルホン酸ナトリウムが信じられない程
効果があり、出血が始まってもこの薬を飲むと30分後
には止まるので非常に助かりました。

婦人科ジプシー その②

特になんの治療もしないまま月日が過ぎたある日。
勤務中に生理の出血量がいきなり増えてトイレに行っても
またすぐ戻りの繰り返し。この出血のピークは3時間程続き、
洋服も精神もボロボロになりました。


何度も席を立つ私を心配した同僚が話しかけて来たので
思い切って事情を話すと、彼女も過多出血で悩んだ事があり、
その時の事を話してくれました。
デポ・ショットというのを打ってもらったら出血が止まった
よ、医者の電話番号教えるから行ってみたら?と教えてくれて
予約を取る事にしました。


診察の日(生理は終わっていましたが)この先生は超音波の
子宮筋腫の画像を見ると、これだけ大きいなら全摘しかないね。
と言うのです。この時、もう47歳、閉経までもう何年もないので
他の方法はないですか?と聞いても、ここまで大きいとホルモン剤
は効かないと思うよ?との返事。


もっと色々な治療法を提案されると思っていたのに、これで
話が終わって期待はずれ。自分で調べた事をメモして相談すれば
良かったと後で後悔。

婦人科ジプシー その⑦

臨床試験参加の意思表明後、最初の生理が来ました。
早速、担当医に連絡すると、体に残っているホルモン剤
などをきれいにする為に生理を3回済ませてからでないと
薬は打てないと言うのです。
聞いてない。。と思いつつ書類を確認したらありました。
ちゃーんと3回目の生理の後から投薬とあります。
過多出血に恐々しながらも1週間、2週間、生理の止まる
気配がありません。医師に相談したら鉄剤を点滴して
くれましたが、今までの経験からこの程度の処置では
また輸血コースだろうな。と不安で一杯でした。


そして運命の日。
出勤直後、出血がひどいのがわかったのでトイレに行きました。
すごい量。3回目のトイレの後、早退する事を伝えようと
上司の部屋を訪ねる途中で息が苦しくなり、立っていられません。
私に気が付いた同僚がRapid Responseと呼ぶ、院内で緊急事態が
起きた時に駆けつけるチームを呼んでくれERに運ばれました。
病院で働いていて良かった(苦笑)


一泊入院して点滴と輸血の処置を受ける事に。